ご訪問ありがとうございます。
たびどうらくです。
今回の旅のテーマは「前向きに頑張ろう」です。
日本一周した旅の話し①(2/15更新)の続きの記事となります。
それでは、テーマに沿った内容となるよう走り抜けますので、どうぞ最後までお付き合い下さい。
旅の続き 東北〜北海道
日本海を北へ北へと進みます。
北に進むにつれ、少し肌寒くなりつつありました。
8月下旬でしたが、
「ああ、同じ日本でもこれだけ気温が違うんだな」
って感じたことを、今でも覚えています。
日本海の夕日、綺麗でした。
そして、何かぼんやりと寂しいような感覚と、
「若い人は真ん中(東京とか)を目指すんだろうな〜」
って、当時の私は勝手に思っていました。
今同じ景色を見たら、また全然違う感じ方をするんだろうけども。
その時、その瞬間の「感じ方」大事にしないとなってすごく思います。
北海道での決断
青森の港で一泊。
いよいよ北海道だ。
ここはある意味、前半戦のゴールです。
そして港での朝、野宿していた私らにドドドドドと、近づいてくるバイクが一台。
何だ何だと思って寝ぼけ眼でそのバイクを見てびっくり。
私の知り合いの先輩が手放したバイクではないですか!!
まさかこんなところで遭遇するとは。
そのときお会いした男性はお仕事を辞めて日本一周中ということで、バイクは普通に店舗経由で購入したとのこと。
ちょうど北海道から帰ってきたところで、北海道について熱く語られてたのを覚えています。
そして、船に乗りいざ北海道へ。
私は、奇跡的な確率で出会ったその方の熱気に影響され、北海道を行けるとこまで行ってみたいという思いを抱き始めていました。
また、北海道は今までと雰囲気がガラリと変わり、旅人を魅了する空気がありました。
当初の予定では北海道の南のとある湖が目標地点で、その湖に到着後はすぐ南下する。
そうでないと、日程内に熊本に帰れなくなるので、北海道滞在は2日間が限度だったんです。
ここで、友人と衝突がありました。
って別に喧嘩したわけじゃないんですが、私の気持ちを察したのか、行程は人任せの私に内心怒ってたのかは知る由もないですが、湖に一泊した日の朝
「帰りは別々で行こうか」
と言われました。
北海道をギリギリまで進みたい気持ちは確かにあったのですが、でも、それではここまで一緒に進んできた意味がなくなる。
私は、友人の強い意思を察し、
「いや、一緒に帰ろう」
と北海道の旅への未練を断ち切り、即、答えました。
正直、その友人に頼りっきりな部分はあったので、一人で進むことに不安もあったような気はします。
ともあれ、この先は南に進むぞ。
北街道〜東京
青森⇒岩手⇒仙台
と南下。
折り返し地点からは天候も良く、北海道が思いの外寒かったので、秋から夏に戻ったような感じでした。
旅も終わりが見えつつあり、たまに入る温泉や、一日の終わりに飲むビールは最高でしたね。
しかし、東京に近づくとまた大雨が。
東京では友人宅に泊めてもらう予定があり、深夜にびしょ濡れで到着したこと、次の日は泥のように寝続けたことを覚えています。
不思議なもので自分の気が抜けつつあるのと同時に、バイクも調子がおかしくなってきており下手すれば帰れないかもというぐらい不調でした。
愛着をもってバイクとかそういう乗り物に長く乗ったことがある方にはわかるかもしれませんが、物にも「魂が籠る」というのは本当にあると思います。
しばしの休息、友人との再会、身体も気持ちも充電完了。
さあ、旅もあと少しだ。
東京〜北九州 旅の終わりに向けて
東京からのルートは初めから決めていてそうなったのか、日程上そうなったのかは覚えてないのですが、船で北九州まで乗るルートをとりました。
「何だ、日本一周じゃないじゃん」
と思われるかもしれませんが、私の中では航路込みの日本一周と思っていますのでご勘弁を〜汗
ただ四国については海に囲まれており、少し特殊な位置だなとは思いました。
陸路で行くと日本が全体的に見えるというか、歴史と照し合わせていくとより深い発見が山程ありそうで、年とってから行くとまた面白いだろうなーと思っています。
さて、止まりそうなバイクを何とか走らせながら船へ。
船は暇だったので、友人と色々話したり、本読んだりして時間を潰してましたね。
あっという間だったなー、この船が港に着く頃にはいよいよ九州か。
熊本へ帰ってきて思ったこと
九州について、やっぱ
「俺って九州人だなー」
と、空気を深々と吸ってつくづく思いました。
生まれ育たった場所への帰属本能というやつですかね。
日本一周してきた我々からすると北九州ー熊本間の距離など何てことなく、あっという間に熊本、最終地点の熊本城へ。
久しぶりに記憶を辿りながら書いてみた旅の記録。
思い出せば出す程、忘れてはいけないことがあるなと感じました。
この旅を通じて一番感じたのは「人の温かさ」
変っていく風景を見て感動することは多々ありましたが、それを共有する人がいないと、多分「ああ、綺麗だな」で終わってしまうと思うんですね。
なのでこの旅はやっぱり、二人揃って帰ってきたことに意義があったと今でも思っています。
また、旅の途中で優しく迎えてくれた人達を思い出すと、今でも心が温かい気持ちで満たされます。
私が何故突然、過去の記憶を蘇らせてこの記事を書いたのか❓
それは、これから向かう未来に向けて、忘れてはいけないものがあり、どれだけ生活様式が変化していっても「前へ前へ」と進む気持ちを無くしてはならないと思ったからです。
これからテクノロジーの発展で、VRの技術を使って世界中旅できるようになるでしょう。
それは素晴らしいことです。
でも、雨風に負けず前へ前へと進む気持ち、これこそが大事なんです。
そして一番伝えたいのは「最初の一歩を踏み出す」ことの大切さ。
日々生きていく中、
「違和感」を感じたり、
「こうしたいなー、あれやってみたいなー」
って思っても、何かした気になってそのままになっていませんか❓
私もそれ、よくあります。
だってネットを使えば、いくらでも情報見つかりますもんね。
でも、情報と体験は違う。
「最初の一歩を踏み出し」「経験をするからこそ」
人として、また一段、深みが増していくのではないでしょうか。
ここまで読んでいただいた方の中で、もし何かに挑戦したい気持ちがあるならば、是非挑戦してください。
私も、これから「見たい」と思った景色を「自分の目で」見れるよう、挑戦を続けていきます。
今回「記憶の中での旅」ではありましたが、読んでいただいたあなたはもう旅の仲間です。
これからの旅にも幸あれ。
また、いつか読んでくれる事があるとしたら、当時この旅で出会えた全ての方、何より、私の無謀な旅に付き合ってくれたU君に心より感謝の気持ちを贈ります。
「人生は旅」
たまにはマスクをとって胸が膨れる程、空気を吸い、気持ちを前向きにして元気いっぱい日々を旅しましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次の旅でお会いしましょう。